ローカルベストセラー
某有名人のお子さんの名前が『り あ む』だそうです。わはは。今に苗字を『ぎゃらがー』に変えるんじゃねえの?あ、この人『こばーん』の生まれ変わりか。
昨日ちょっと書いた『その地方でだけ売れる本』の事。
どの地方にもその土地独自の特徴や特産品がありますね。首都圏の方はあまり気づかないかも知れませんが、その地域でだけ売れている本なんかもあります。地元出版社が出している本なんか特にそうです。静岡だと『くさな ぎ署の デカ』というローカル番組のレストラン紹介本や『しずおか ぐるぐるまっぷ』という西部・中部・東部其々の見所や食べ物が紹介されているシリーズが好調です。
もちろん、大手出版社から出ている本でも、その土地や、特産品が題材だったりすると、やはり他のものよりも、売れ行きは良いです。タイトルだけではわからない事も多いので、『○○が舞台!!』等のPOPをつけるとさらに効果的。何だかんだ言って、みなさん郷土愛は持っていらっしゃるようです。
さて、最近発売された本で、ウチの店で恐ろしい勢いで売れている商品があります。これです。
富士山噴火―ハザードマップで読み解く「Xデー」 (ブルーバックス)
- 作者: 鎌田浩毅
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/11/21
- メディア: 新書
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これたぶん、静岡(主に東部)と山梨辺りしか売れてないんじゃないかと思います。新刊配本が一日で売り切れて追加直ぐに出してまた売り切れて追加して、と云う状態。
静岡で生まれ育った人間は、子どもの頃から『東海地震』と『富士山噴火』の恐怖をなんとなく肌で感じています。私自身も小学校の頃何度も『○日に富士山噴火するでー』という噂に踊らされて、クラスの子達と校庭に集まったりもしてました。東部に在住している限り校庭に集まろうが何しようが瞬時に溶岩に飲み込まれるんじゃないかと今なら思いますが、子どもの頃は大真面目でした。全体的に頭がゆるかったんでしょう。みんな青っぱなたらしてたし。
そんな経験を持った大人は、でもやっぱり、噴火が怖い。ここに来て地震予知だの噴火予知だのの話もテレビでしょっちゅう耳にする。ハザードマップも配られる。そんなところに良いタイミングで出たこの本。特にパブリシティも打ってなかったと思うのですが、表紙を見た瞬間、中を確認しないで買って行かれる方が多いです。「ぜってー売れるこの本」と思い、入り口正面に面出ししてみたので、場所も手伝ったのかもしれません。自画自賛してみた。
噴火したらどんな被害が出るか、どういうふうに行動したらいいのか、確実な対処法をに指示してもらいたい。静岡県に住んでいる限り避けられない漠然とした恐怖を、誰かに明確化してもらって、噴火しないと言ってもらいたい。それがダメなら、できる事なら助かりたい。この辺りでこの本が売れるのは当然の結果だと言えます。
なんで重版未定なんすか! 講 談 社 さ ん !!!
ホントはもう一冊やっぱりローカルで売れ続けている大手出版社の本があるんですが、それ書くとウチがどの辺りにあるのか丸わかりなんで、書けません。重版未定だがな!!
ごめん、叫ばせて。
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