ラッピングがー

ここのところ出版社がバッタバッタ潰れています。ここ1ヶ月前後だけで、エクスメディア山海堂・チクマ 秀版社・嶋中書店(自己破産申請が先月だった)。まだ来るかな。年末までに。世知辛いねえ。



すでにラッピング月間が始まっています。
本当に忙しいのは来週再来週辺りなんでしょうが、昨日の日曜日も凄かった。kさん完全に包装マシーンと化していた。レジ3人で図書カード・ラッピング・クレジットカード・問い合わせと重なり(お客様も並んでる)、更にクレジットのお客様が、「やっぱこれやめる」と伝票にサインした後で言い出して、もう手が回らず事務担当者を呼び出してクレジット会社に電話してもらったものの、「私これ(CAT)触った事無いからkさん代わって」とラッピング真っ最中の私に受話器を渡してきて、右手でラッピング、左手で削除作業、合間に在庫の場所指示と、今思うとどう手を動かしていたのかさっぱりわからない事態に見舞われてました。よく頑張ったよ我。切羽詰ると何でもできるね!



やはり絵本のプレゼントが多いようですが、中には『ドリル5冊セット』をクリスマス用包装にして欲しい、という方もいらっしゃって、お子さんのことを思うと涙を禁じえません。朝起きてサンタさんからのプレゼントをウキウキ開けたら『ドリル』だったら、私なら暴れるね。




サンタで思い出しましたが、こんな本が出ています。

ttp://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000031970907&Action_id=121&Sza_id=Z1


これの『立ち読みページ』を読むと、ちょっと背中が寒くなる。サンタを信じようが信じまいが、それは個人の自由ですが、18歳の息子がサンタを信じている、と誇らしげに言う母親の思考ってどうなってるんだろう。信じさせ続けることに疑問を感じないのだろうか。子どもはとっくに信じてないけど、親のために装ってるか、親を侮っているんじゃないのか?信じているふりを続ければ、欲しいモノは確実に手に入るわけだし。
『夢がある』と『歪んでいる』は表裏一体。