読書のセンス?

前にテレビで見たお話。


新潮社の例のグッズ(文豪カップ&ソーサーとか腕時計とか)を自力でいくつもゲットしている、という読書家の某アイドル女優さん。「次はどの本を読んだらいいかな?」と友人の女性芸人さんによくアドバイスを貰っているそうです。自分より色んなジャンルの本を沢山読んでいる人にオススメ本を聞いたりすることってよくありますよね。私も他の人によく聞きます。「最近面白い本読んだ?」とか。だからそのアイドル女優さんの話を聞いても何の違和感も感じなかったのです。

しかしその後。


彼女(女性芸人さん)は『読書センス』が良いので〜



読書センス?




自分の読みたい本を欲望の赴くままに読んでたらダメなのか!


ちょっと衝撃をうけてしまいました。
未だに『センスの良い読書』というのがどういうモノかわからないままなのですが、それからというもの、岩波文庫やら新潮文庫やらルビー文庫やらフランス書院やら現代教養文庫やら創元推理文庫やらスニーカー文庫やら春陽堂文庫やらブックスエソテリカやらウニベルシタスやらホワイトハートやらしっちゃかめっちゃかに読んでいる私に『読書センス』というモノは備わってはいないのだろうなあ、と時々しみじみと我にかえってしまいます。



別にイカした読書センスが欲しいわけではないんですがね。カオス読書の方が自分に合ってるので。