ベストセラー

今日からNHKで『スーパーバレエレッスン』(火曜日19時25分〜50分/マニュエル・ルグリがオペラ座の若手に直々に指導しているのを延々と見せられる番組。バレエに興味無い人にはまるっきり意味不明かと思われる)が始まるので「絶対に残業するものか!」と必死で時間内に仕事を終わらせたら、退社5分前に問題発生。さよならルグリ*1・・・


突っ走って帰宅してテレビをつけたらルグリが女性ダンサーの腰を支えていて、「え!ルグりも踊るの!?何演ってるの?!ジゼル?!」と認識しかけたところで番組終了。
何演ってたんだろう。ジゼルっぽかったけど。あれガルニエ宮だったのかなー。・・・やっぱテキスト買うべきか。ガニオたんとかゲストダンサーで出ないかなー(出るもんか)。





トーハンの2006年度ベストセラーが発表になりました。


http://www.tohan.jp/tohan-news/06-12-05.html


攻略本はやっぱり強いですね。11月までの集計なので、ポケモンなんて発売して1ヶ月ちょっとでしょう。毎COM売れるなあ。


釈然としないのもありますがだって○○は☆★の方だけの売り上げでしょうし、まあ、こんなモノでしょうね。テレビの影響なんだよな、結局は。地味にじわじわ売れてるのはどうしたって上位には入ってこない。それが良い・悪いは別にして。『売れてるのは大衆に擦り寄っているからだ』とか『地味だから良い本だ』というのは間違ってると思いますし。本が持っている力はそんな簡単なモノじゃ無い。


分野別に見てちょっと笑ったのはノベルス部門。ナッチー押さえて銀さんトップだよおい!そして3位にディグレ。ブリーチは間に合わなかったかな。JBooksすごいな。さすがオツイチを排出しただけのことはある(関係無いし)。天童荒太の『包帯クラブ』はちくまプリマー新書から。何で通常の文庫や文芸書じゃなくてわざわざプリマーから出したのかちょっと不思議だったんですが。ちくま深いな、いろんな意味で。



ノンフィクション部門にkさん今年一押しが入ってないんですが、まあ、これは文庫なので仕方無い。文庫部門無いし(どうしてもね。文庫書き下ろしばかりじゃ無いし)。
何でしょう、別に文句言うつもりは全く無いのですが、『腹に響くような』ノンフィクションに、最近お目にかかって無いような気がします。ただ私が読んでないだけだとも思いますが。精神世界や『良い話』ばかりがノンフィクションじゃない。



新書・ノンフィクション部門に関しては、特に言う事もありません。




レジに立ってると、『今現在、何が売れているか』をある程度掴むことができます。自分の勤めている店と、全国のランキングが全然違ってたりするのもまた面白い物なんですが(立地や客層もあるしね)、最近はあまり差異がなくなっているような気がします。読む方も全国平均、というか、画一的になってきているんですかね。やっぱりここでもテレビの影響。


これ県別でベストランキング出しても面白いかもしれませんね。○○の産地だからこの本が売れてます、みたいな。ローカルベスト。実はウチの店にもあるのだ。超ローカルなロングベストセラーが。内緒ですけどね。

*1:パリオペラ座エトワール。世界的に有名なダンサー。