なんでわざわざ


彩雲国物語』 夜のバイトさんの強力プッシュを受け、そんなに言うのなら、と昨日一巻買って読んでみたらアラヤだ結構面白いじゃないのさ。少女向け中華ファンタジーですな。女の子が元気一杯で可愛い。


昔はこういう元気有り余っている女の子が主人公の小説って大嫌いだったのですが(したがって『赤毛のアン』も嫌いでした)(あと悩みっぱなしの少年が主人公の話も嫌いで、『ライ麦』なんてイライラしてしょうがなかった)、最近こういう可愛い少女小説が読みたくてたまらない。前にも書いたが、各出版社、もっと良質の少女小説に力を入れるべきだよな。角川なんて、ルビー文庫というBLレーベルあるんだから、ビーンズは普通の少女向けファンタジー小説でいいんじゃないか。わざわざBL要素いれなくてもさ。まあBLの方が明らかに売れるんですが。






2学期制を採用している小学校だともう新学期が今日あたり始まってるのですが、やっぱり今年も大量発生してますね、課題図書難民。
もう何度も書いて、耳のタコが固まってるような状態ですが、なんで早いうちに買っとかんのだ。直ぐに書かずとも本だけ買っとけばいいのに。



ところで今日は変わった問い合わせを受けました。



「去年の課題図書はどこですか?」
「去年の・・ですか?」
「毎年ありますよねえ、去年のはどこにまとめてありますか?」
「去年のモノは既に去年返品しておりまして・・・個別に置いてあるモノもございますが、なにかご指定の書名はございますか?」
「一覧あります?」
「去年の・・・ですか?いやー、もう去年のは・・・」
「でも今年のはあるんですよね」
「はい、今年のはこちらに置いてございますが」
「じゃあ、なんで去年のが置いてないんですか?」


『去年の』だからだよ!!




なんだこの禅問答みたいな会話。



今年の課題図書と共に去年の課題図書もおいてある、というのが一般的な認識なんでしょうか。私が書店員ズレしてしまって、一般的な認識を持てなくなってきているのでしょうか。でもどんな巨大書店でも、去年の課題図書を丸々セットで置いてあるところなんて無いと思うんですが(あったらごめんなさい)。



去年の課題図書をパソコンで検索している間に、待ちきれなくなったお客様は今年の課題図書の中から買われて行きました。申し訳ないことしたなー、という気持ちと、理不尽に思う気持ちが3:7です(なにその比率)。