つれづれ


『佐藤君と柴田君』(佐藤良明・柴田元幸著/白水社)が児童書コーナー『大きい1年生と小さな2年生』(古田足日著/偕成社)の隣に収められているのを発見。なんておおらかな棚作りなのだ。恐るべしブックオフ。色んな意味でツボでした。





腰痛が酷いのですが偶然にもt師も腰痛との事。そうですか、バファリンですか。EVE愛用してましたが明日そっちを買ってこようかしらん。その前に整体行ったほうがいいような気もしますが、とりあえず一時的にごまかせればいいのだ。




7巻の感想・・・どうコーティングしても大多数の人に撲殺されそうな気がする・・・。どうしようかな。なんかこう、わめきたいんだけど。





やっぱり吼えてみる。
シリーズ未読の方、これから読もうと思っている方はここから先絶対に読まないで下さい。きっぱりはっきりネタバレします。


あくまでも『私個人の』感想です。受け止め方は人それぞれで、この話がとても好きな方もいらっしゃるでしょう(それが大多数と思われる)。そういう方は「ああ、この人は読解力も素直に感動できる感性も無いんだな」と、無視して通り過ぎてください。わざわざ不快になる事はありません。





なんなんでしょう、あの陳腐な話は。
こういう小説、いろんなジャンルの二次創作で飽きるほど読んだ。やっつけ仕事のボーイズラブですか?原作者が同人書いてどうする。なんだ記憶喪失って。あまりにも薄っぺらい。


私は読んだ小説にあまり難癖をつけないほうなんですが、あえて言う。蛇足



本来6巻が出た時点で『完結』と言っていたのだけれど、読者の強い要望でこの7巻が発売される事になった、という話を聞いたときに、一抹の不安はあったのです。確かに6巻の最後は読み終わった後しばらくその場から動けなくなるほどの衝撃でした。死んでしまったのか、残された方はその後どうなるのか、気になる気持ちもわかる。


でも、あれはあれで、完成された物語なのだ。あのラストはただ「幸せに暮らしました」だけが物語の最後じゃない、という事を子どもに示唆した良い終わり方だったと思う(トラウマになるかもしれないが)。どこにもはっきりと「死んでしまいました」とは書いてないでしょう。あとは読み手がその先を想像すればいい。「続きは君の手の中」なんだから。想像の世界は誰でも自由。作者はそれを想定してあのラストにしたんじゃないのか。


作者は本当に書きたくてこの7巻を書いたのでしょうか。要望が多かったからサービスのつもりで?こんな手垢のついた手っ取り早いネタで?作者が自分の作り出した物語を貶めないで頂きたい。


6巻までは確かに秀作だった。それで終わりにして欲しかった。
7巻出すとしたら、6巻までの時間軸のなかでの物語にして欲しかった。もしくは、大切な人がいなくなったとしても、生きていかなくてはならない(大切な人に貰った命ならなおさら)その心の再生を。



6巻のラストに納得できず続き要望の嘆願書を送った方。
このラストで満足ですか?


私は6巻までで充分です。