『邪魅』どうなるの？

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ここの『厨子王の逆襲』・・・うああ・・・

なっちのこの叫びに対してＫ談社が何か言ってないかな、と探してみたのですが、私の探し方が悪いのか見当たらなかった。片方だけの意見で感想書くのはバランス悪いのですが、ちょっと色々思っちゃったので。

一読者としては、ですね。作者が納得してない未完成の小説を読むのは嫌です。読者を馬鹿にしているとしか思えない。
もちろんＫ談社にも言い分はあって、それは「ある視点」から見たら正しいのかも知れないけど。でもこれはフライングじゃないかなあ。「発売日も定価も告知しちゃったから早くして。輪転機止めて待ってるから。校正なしの一発入稿」って言ってるのと同じですよねえ。同人誌じゃないんだから（別に同人誌バカにしてないです。コミケ前にぎりぎり入稿してる状態を思い浮かべただけで）。

ファンならいくら時間がかかっても、待つと思うのですよ。どんなに待っても作者が自信を持って世に出した小説を読みたい。それにそれは作者の誠意でもあるでしょう。プロなんだし。

京極夏彦『邪魅の雫』をずっと待っていて、Ｋ談社の新刊リストに載って喜んでいる人たちの中で、『厨子王』読む人どのくらいいるんだろう。読んでない人たちの中では、今月出なかったら（出ないだろうけど）なっちの所為になるのかな。かわいそうだなあ。

もしかして「とりあえずノベルス出しちゃって、文庫化の際に完全版として書き直してもらえばいっか」とか思ってる？Ｋ談社。