夏のフェア 2

  • 今日の買い物
    • DVD 『オペラ座の怪人
    • DVD 『  』  ・・・言えない どうしよう。もの凄いハマリっぷり。


今日は下北沢で小規模小吉祭でしたね。私は地元でミュージカル観てました。
くそう、どうして重なっちゃったんだ。10月のも花組と重なっちゃったしなあ。




夏のフェア角川書店編  『発見。角川文庫』


明らかに昨年の方が商品が良かったですね。抽選だったけど。折りたたみ自転車(ディスカバ号)とかあったよ。今年はブックカバーですね。2冊買うと必ずもらえます。あと同時に開催中のネガティブキャンペーンが、バカバカしくてよかった。乙一滝本竜彦大岩ケンヂの著作を2冊買って応募すると商品がもらえるんですが、それが何故かトランクスでして。乙一なんて書き下ろし小説がプリントされてるのです。新作読みたきゃ応募しろと言うのか。貰っても困るよなあ。部屋で一人でトランクスに顔を近づけてうすら笑ってる三十路の女ってビジュアル的にどうよ。『滝本竜彦の顔が全面にプリントされているトランクス』もかなりアレな物がありますが。
バイト君に「僕応募しましたから来たら貸しますよ」と大変ありがたいお言葉を頂いたのですが、できれば未使用の状態で貸していただきたいものです。
まあ、それはいいのですが。


私はなぜかこの角川の夏のフェアがかなり好きです。毎年かたくなに『ドグラ・マグラ』が入っているところに「この冒険野郎」と心からの賛辞を送っています。ええ、毎年。できれば『家畜人ヤプー』を復刻*1して隣に並べさせて欲しいものです。暗黒ゾーン。



点数は04年111点。05年104点。『GOTH』を『夜の章』『僕の章』と分けると105点ですね。


集英社でもやったので成り行きで昨年度から引き続きエントリーされているものを挙げると



青の炎(貴志祐介)  新版悪魔の飽食森村誠一)  あやし(宮部みゆき)  一瞬の光(白石一文)  兎の目(灰谷健次郎)  おとな二人の午後(五木寛之塩野七生)  哀しい予感(吉本ばなな)  気まずい二人(三谷幸喜)  きみにしか聞こえない-CALLING YOU-(乙一)  源氏物語  巷説百物語京極夏彦)  幸福な遊戯(角田光代)  こゝろ夏目漱石)  古事記  今夜は眠れない(宮部みゆき)  さみしさの周波数(乙一)  失踪HOLIDAY(乙一)  司馬遼太郎の日本史探訪  13のエロチカ(坂東眞砂子)  症例A(多島斗志之)  書を捨てよ、町へ出よう(寺山修司)  新選組血風録司馬遼太郎)  数学物語(矢野健太郎)  太陽の子(灰谷健次郎)  楽しい古事記阿刀田高)  鳥人計画(東野圭吾)  徒然草  ドグラ・マグラ夢野久作)  ドミノ(恩田陸)  成りあがり(矢沢永吉)  二十四の瞳壺井栄)  人間失格・桜桃(太宰治)  新版にんげんだもの<逢>(相田みつを)  人間の証明森村誠一)  パイロット・フィッシュ(大崎善生)  走れメロス太宰治)  バッテリー(あさのあつこ)  800(川島誠)  二人の彼(群ようこ)  不道徳教育講座(三島由紀夫)  ブルーもしくはブルー(山本文緒)  ベルナのしっぽ(郡司ななえ)  坊ちゃん(夏目漱石)  夢にも思わない(宮部みゆき)  羅生門・鼻・芋粥芥川龍之介)  落花する夕方(江國香織)  冷静と情熱のあいだBlu(辻仁成)  冷静と情熱のあいだRosso(江國香織)  恋愛中毒(山本文緒)  嗤う伊右衛門京極夏彦)  アルケミストパウロ・コエーリョ)  ジョニーは戦場へ行った(ドルトン・トランボ)  十五少年漂流記ジュール・ヴェルヌ)  ベロニカは死ぬことにした(パウロ・コエーリョ)  変身(フランツ・カフカ)  



半分近い55点。書いてて途中で放棄したくなったのは内緒です。
乙一率高いですね。一番文庫持ってるからここぞとばかりに詰めたんでしょうか。『GOTH』もあるし。


角川も定番の『名作モノ』がかなり外れているんですね。『銀の匙』とか『堕落論』とか。そうか、『キッチン』も『海と毒薬』も無いのか。こちらでも『銀河鉄道の夜』が消えてます。感慨深い。『九月の空』が消えたのは何年前だったかなあ。
新しく入ったものが結構面白いです。何でゲッツ板谷が入ってるんだ!とか。どうせなら『インド怪人紀行』じゃ無くて『板谷バカ三代』入れてほしかったな。
あとここは見事に流行(というか、盛り上がりというか)を押さえてます。映画原作系に強い事を生かして『ゲバラ日記』『モーターサイクル・ダイアリーズ』『戦国自衛隊』(これは別に入れなくても・・・)とか、今が旬『バッテリー』や『さおだけや』でブレイク山田真哉『女子大生会計士の事件簿』。いかにも『角川書店』らしいなあと。


個人的な感想なのですが、夏のフェア大手三社の中で、セレクトされた商品に関しては一番個性が強いのではないかと思います。良し悪しはともかく。というより集英社がもがいているのかもしれない。新潮はなんか「泰然自若」って感じ。



気力が続けば次は新潮社・・・たぶん・・・

*1:現在は幻冬舎から三分冊で発行