漸く発売決定!

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あんまり可愛いので取り付けたいところでしたが、このブログじゃだめみたい。ちぇっ。




ドン・ウィンズロウの「ニール・ケアリー」シリーズ(創元推理文庫)の最新作が漸く出るそうです。7月。
http://www.tsogen.co.jp/wadai/0505_02.html
きゃーーーーー!!!!めちゃめちゃうれしいよ!!前作『高く孤独な道を行け』が出たのが99年。6年も待ってたのか。
一番最初の『ストリート・キッズ』2作目『仏陀の鏡への道』3作目『高く孤独な道を行け』どれもとても面白かった。東江一紀さんの訳も好きなのです。

もとストリート・キッズだったニールが、育ての親の命令にぶつくさ言いながら、それでも必死で駆け回る。減らず口がかえってニールのナイーブさをさらけ出していて、どこか切ない。事件が解決するとき、ニールも心のどこかにかすかな傷を残すのです。

2作目・3作目と続くと、ニールも成長してけっこう図太くなっていくのですが(そして作品もコミカルに)、1巻で『育ての親』が仕込んだ探偵テクニックが随所で発揮されてて、シリーズ物を読んでる楽しみがあります。個人的には2巻よりも3巻の方が好きかな。1巻は文句無く大好きだ。今度はニール、何歳くらいで登場するんだろう。


こんなにやる気なく出かけて行く探偵もいないと思う。ニールは本に囲まれて平穏に暮らしたいだけなんだけどね。


『ストリート・キッズ』の映画化の話もあるみたいです。ニック・スタール*1が出演という話があるようですが、どうなんでしょう。うーん。


6月には乙一の『GOTH』も文庫になるし、忙しいなあ(なにが?)。

*1:ターミネーター3のジョン・コナー役