散髪・しゃばけ

散髪に行きました。税金代は無いが散髪代はある。中村うさぎのエッセイで「税金*1は払えないが、ミネラルウォーターを買う小銭はある」という友人の話が出てましたが、とてもよくわかるよ!


で、散髪ですが、「2・3センチ切ってください」とだけ言ったハズなのに

7・3分けのどんぐり

みたいになって帰宅しました。刃物を持った美容師に勝てる者などいない。良いんだけどさ。
問題は今までの服も、最近新調した眼鏡も全て似合わなくなったことです。さて、どうしたものか。逆毛でもたてようかな。







友人から借りた「しゃばけ」(畠中恵著/新潮文庫)を読みました。大変読みやすく、直ぐに読了しましたが、今市子の「百鬼夜行抄」(朝日ソノラマネムキコミックス)を思い出してしまいました。主人公が病弱なのが違いますが。



一つインパクトの強い作品がある場合、後に同じ題材の作品が出るとどうしても二番煎じだと思ってしまいませんか?全然別のテイストでも。妖怪・物怪が出てくると京極夏彦が思い出されてしまうとか。「しゃばけ」もあらすじ読んだ時点で「百鬼〜」を思い出してしまったのです。
もったいないことだなあと思います。先入観を持って小説を読むのはその小説の持っている魅力を半減させてしまう。読んでみると、良い方に裏切られる事の方が多いハズなのに。まあ、読了後に「これってあれじゃん」と思うこともあるんですが。
私自身がそう思ってしまいがちなので、意識的に先入観を持たないように心がけてはいるのですが、なかなかねえ。自戒せねば。



しゃばけ」は面白かったです。まだ文庫化されていない続巻も借りる約束しました。
ただまだ文章が定まってない印象を受けた。視点が揺らぐというか。1作目だからかもしれませんが。次の巻を読むのが楽しみです。
登場人物では「白沢」がいいなあ。美形大好き。

*1:家賃だったかも。