本屋大賞

本屋大賞が発表されましたね。こちらhttp://www.hontai.jp/

前回も思ったんですが、これ、一般文芸書から選ばなくてはいけないわけじゃないのに、候補になる本ほとんど文芸書ですよね。児童書とかYAとかライトノベルとか超純文学とかノンフィクションとか専門書とか、ダメなんですかねえ。別に結果に不満があるわけじゃないんですが。3位の梨木香歩『家守綺譚』(新潮社)はオススメです。個人的に。
でも「昨年発行された本」で「読んでもらいたい本」の中からの選択だとやはりあまり偏った選択は出来ないか。いくら薦めたいからっていきなり『免疫を高めて病気を治す「爪もみ」療法』(マキノ出版ムック)とか言われてもねえ。どうしても無難な選択になるな。自分の好みと他人の好みは違うし。



発行年月日見て本を読むことなど全く無いのですが、昨年発行された、私が読んだ本で人に薦められるのって何だろうと考えてみたら
追憶の作家たち 宮田毬栄 文春新書
生きながら火に焼かれて スアド著 松本百合子訳 ソニー・マガジンズ
へんないきもの 早川いくを著 バジリコ
間宮兄弟 江国香織著 小学館
メジロの来る庭 庄野潤三著 文芸春秋
という結果に。一応各ジャンルから選んでみたがどうか。どうかと言われても。文庫は親本発行年月日を優先させたほうがいいかと思い、除外。上から回顧録、ノンフィクション、サブカル、小説、私小説。すごいバラバラ。すみませんデタラメな人間で。しかも本屋大賞で挙げられた本と全然重なってないし。
「昨年発行された本」ではなくて「昨年読んだ本」なら別の候補が挙がってくるのですけれど。
人にどんな本を薦めるかって、自分がどんな人間かまるわかりになりますよね。自分が面白かったからって他の人も面白いと思うかというと、そうじゃない場合も多いし。今挙げた本を読んでつまらなくても、それは好みが違うだけです。悪しからずご了承下さい。