バンド・エイド20は買わないけど。


サイバラの息子は大丈夫なのか・・・?
傍で見ている分には大変好きですが。このテの猪突猛進型の子供。でも親は大変だよなあ。



買おうか買うまいか数ヶ月迷って結局買ってしまいました。「ライヴ・エイドの軌跡」
昨年発売された85年ライヴ・エイドのDVDは大変素晴らしかった。少し年上の友人と観たのですが、深夜に二人で歌い踊ってました。私は85年当時は中学生で、同級生の家に行ってその家のお兄ちゃんやお姉ちゃんのレコードを貸してもらって洋楽を聴き始めた頃でした。なので、ライヴエイドに参加しているアーティストは、あとから追いかけて聴いたものも多少ある。しかし一緒に観た友人は私より4歳上なので、思いっきりリアルタイムです。初めてビデオを導入したのも、日本では深夜に放映するこの番組を取るためだったそうですし、また徹夜で全部リアルタイムでみたそうな。いいなあ。
昨年の秋の夜長、Queenの「RADIO GA GA」で二人で両腕を振り上げながら「あたしさあ、初外タレ、SpandauBalletなんだよねえ」「あ〜。あたしBONJOVI。好きだったのはSimpleMindsだったんだけどさ〜」「ブレックファストクラブだ。どんちゅーふぉげったばうみー」「スパンダーバレエはあたし、うーふふっふーふーしか知らんよ」と好きなとこだけ再生しつつ、ビール呑んで一晩過ごしました。有意義だった。

今更DVDの話するのもどうかと思いますが、この本、結構面白い。原稿寄せ集め感が漂っているのは否めませんが。参加アーティストのディスコグラフィはライターが好き勝手に書いてますね。さすが宝島。ただ宝島社なだけに、直ぐに文庫になりそうな気がする。やはり早まったか。
何人かのライターがいろんな視点から好き放題分析している形式です。当日舞台裏で何があったのかとか、出演したはずのツェッペリンが何故収録されなかったのかとか。時代背景も多少書いてあるかな?
その時代にちゃんと生活していたはずなのですが、後から思うとなんとなくリアリティが無いんですね。80年代。ふわふわしている感じ。学校が世界の中心だったからかもしれませんが。レコードを聴いているのに、そのバンドが存在している事と結びついてなかったというか。自分と世界はつながってなかった。もう少し大人だったら、「何も無かった」と評される事の多い80年代を楽しめたのになあ、と少し悔しくもあるのです。

とりあえずこの本で一番ウケたのは「アンドリューも一応コーラス隊に参加」という一文でした。参加させてやってよ。一応ワム!なんだから。「存在の耐えられない軽さ」とか書かれてるしなあ。



 
うわあ。関係ないけどまた花組で一人辞めてる・・・(泣)