50周年。


テレプシコーラ」 バレエ好きとして欠かせないマンガですが、巻を重ねるごとに疑念が生じる。空美ちゃんどこいったの?山岸涼子、存在忘れてないだろうな。


「In・pocket」は特集によって買うのですが、今回は「江戸川乱歩賞50周年記念・受賞者の集い」が気になった。別に歴代受賞者のスナップとかはいらないんだけど、戸川昌子栗本薫がやたらと写ってるのにちょっとウケる。濃いな。でも集合写真に戸川女史が見当たらないのは何故だ。 
見たかったのは歴代受賞作品一覧。自分がどのくらい読んでいるのか知りたかったんですね。「江戸川乱歩賞」はきっちりとした硬派な作品が受賞する賞だというイメージがあります。私が普段楽しんでいるいわゆる「新本格」の方達はあまり入っていない。だからといって新本格の作品がダメなミステリというわけでは別になくて、系統が違うだけなんですが。綾辻行人有栖川有栖はなんとなくこの賞から出てても違和感は感じないかもしれないけど、メフィスト賞系の人たちはちょっと微妙かなあ。蘇部健一(「六枚のとんかつ」大好きだ!バカで)とかメフィストじゃないとデビューできなさそう。あ、でも森博嗣新堂冬樹メフィストから出てるか。あまりにも「なんでもアリ」だメフィスト賞。良い意味でですが。ちなみに舞城王太郎は「改行」というものを知らない。閑話休題
さっき気づきましたが、別にIn・pocket買わんでも乱歩賞一覧ここに*1あった。
一応ざっと見て私が読んだものを数えてみると
昭和32年「猫は知っていた」仁木悦子
昭和53年「ぼくらの時代」栗本薫
昭和60年「放課後」東野圭吾
平成3年「連鎖」真保裕一
平成5年「顔に降りかかる雨」桐野夏生
平成7年「テロリストのパラソル」藤原伊織
平成10年「Twelve.Y.O.」福井晴敏
平成12年「脳男」首藤瓜於
平成13年「13階段高野和明
以上。9作品。
割合としては意外と読んでましたな。芥川賞受賞作とかに比べると格段に。読んだからどうだってわけでもないんですが、「隙間を埋める」という作業が割りと好きなので、この際、読んでないヤツを地道に攻めていこうかと思います。絶版はしょうがないとしても。
同じ事を昨年の「新潮夏の100冊」でも思ったような気がしますが、夢だったのかもしれません。果てはどこだ。