笑う門には

夕べは友人とワイン(苦手なのに)をがぶがぶ飲みながらイタリアンを食べ、今日は昼ごろ起きたらランチのお誘いがあり、指定の店に出かけたらイタリアンで、しばらく遊んで家に帰ったら夕飯がピザでした。そろそろ米が恋しいです。お気づきかと思いますが、昨日の日記は泥酔状態でした。失礼しました。


今日ランチを共にした友人は、最近お隣の国のキラー・スマイルの人に夢中です。彼の人の写真集発売のとき、インタビューで「一番好きな写真はどれですか」と聞かれた際、指でピストルの形を作って打ち抜くポーズをした、その銃弾に打ち抜かれたそうな。なんとなく『西洋骨董洋菓子店』(よしながふみ著/新書館ウィングスコミックス)の「千影にハートを打ち抜かれる小野」(効果音「とすっ」爆笑)を彷彿とさせます。そうか?
そんなに好きならと、独自のルートで手に入れておいたDVD販促ポスターを渡しました。狂喜乱舞していただけて良かった。私もそんな風に恋に落ちてみたいよ。母のような気持ちで愛でている俳優ならいるのだが。


最近見た映画や、音楽の話、昔一緒に行ったミュージカルの話などしゃべりながらがつがつご飯を食べ、たくさん笑いました。辛い事があったら笑い飛ばすのが一番です。彼女は人生がかかっているような大変な時期で、私もかなり落ち込むような事があったのですが、愚痴はお互い口に出しません。その代わり笑い飛ばします。「しょんないよねー」「やっきりしちゃう」「そりゃ自分が悪いらぁ」「だらね〜」「あはは〜」方言全開です。
笑ってると全てがどうでもいいような気持ちに、ちょっとちがうかな、「なんとかなるさ」という気持ちになってくるものです。

最終的に「ドランクドラゴン鈴木拓の顔が、二人とも好みだ」という決着を見て解散。休みがほとんど合わないので次にいつ会えるのかわからないけど、しばらくは寛大な心で過ごしていけることは間違いありません。私の友達はいいヤツばっかりだ。


そして帰ってから高田文夫の「毎日が大衆芸能 しょの2」(中公文庫)を読んでるわけです。関東お笑い長屋のの大家さん(糸井重里談)のようなこの方の日常を読んでいると、どんなことも「面白がる」方が得だなあと思うのですよ。
感情ぶつけ合って険悪になるのと笑い飛ばしてなし崩しになるのと、どっちも生産性が無いとしたら、時と場合によりますが、笑ったほうが心が軽くなるだけいいよなあと、私は思う。寿命も延びるらしいしね。