本の顔

完全に書き忘れていた。誰が見てるかわかりませんが、最近の読了本。(マンガは含まず)

相変わらずデタラメな読書です。系統立てて読むことができない。


「モロッコ水晶の謎」を手に取って微かな違和感。いつもとなんか違う。しばらく考えて気がつきました。表紙デザインです。そういえば一昨年、デザイナーの辰巳四郎さんが亡くなってましたね。最近講談社ノベルスあんまり買ってなかったから気づかなかった。京極夏彦のヤツはどうだったかな。
講談社新本格系ミステリの表紙デザインを一手にやってらした方でしたからねえ。ひとつひとつは全然違うんだけど、遠くから見て直ぐにわかるような統一感。道理でノベルスの平台見ても有栖川有栖一発で探し出せなかったわけだ。国名シリーズとして統一させようとはしているんだけど、なんか違う。気づくの遅すぎですが。いっそ思いっきり変えちゃったらどうだろう。こうしてみると私は辰巳四郎さんのデザインがすごく好きだったようです。独特の雰囲気が。綾辻行人の「館」シリーズとか物語の底辺に流れる空気まで表現している感じがする。最新刊は誰がやったのだろうか。島田荘司の御手洗シリーズや京極夏彦京極堂シリーズの表紙も良いよなあ。京極夏彦は自分でやるかもしれないから心配いらないけど。(京極デザインの綾辻行人「眼球奇譚」すごく好きだ!)
ていうか京極夏彦withFISCOにまかせちゃったらどうだろう(暴言)。彼が手がけている文芸春秋の「Honkaku mystery masters」のシリーズのデザイン、全部並べて置いときたいくらいめちゃめちゃ綺麗で好きなんだけど。
やっぱ本にも「ジャケ買い」ってありますよねえ。