たまに行くくらいでちょうど良い

新しく出来た大きなショッピングモールは、いままでこの辺りには無かったような、ちょっと気の利いた専門店が沢山入っています。個人的に嬉しかったのは輸入食品専門店と特殊書店。これで「ああ、もう直ぐ無くなってしまう!大事に食べないと!」と惜しみながら食べていたインスタントトムヤムビーフン(そばもウドンもラーメンも苦手なkさんが最も愛する麺類)を、心置きなく啜ることが出来ます。県庁所在地まで行かなければ買えなかったのだ、今まで。特殊書店はこの辺りだとあまり偏った人がいないと踏んだのか、割と無難な品揃えです。出来ただけでも嬉しいけど。ウチの母がもの凄く気に入ってしまって1時間程出てこなかったのは想定外でしたが。なんだこの60歳。


洋服が充実していますが、私くらいの年齢だとちょっと気恥ずかしいモノが多い。若い子や子連れ家族をターゲットにしているようです。普通の本屋も入っています。キッズスペースも設けられて、お母さんもゆっくり本が選べそうです。高い所の本を取るための脚立が組み込まれた棚には参りました。欲しい、アレ。私の部屋に。
食堂街も充実しています。これだけ店舗が多くて通路も広くて、トイレも綺麗だと、ここで一日過ごせるから子供連れだと良いよね、便利だしね、通路のいたる所にベンチも設置されてるから年よりも暇つぶしに来られるよね、小ジャレてるしね、吹き抜けもあるしさ、いいなあ、ウチの市にも出来るといいのにね、こういうの、ねえ、アイスのお店入ってるよ、食べて帰ろうよ、と、母親と食堂街とは別のフードコートに行ってみるとそこには



寿がきや』が。    ああ・・・やっぱり・・・
  



東海地区に並ぶもののいないラーメンキング寿がきや。特にユニー・サンテラスにはそうあるのが当然のように入っている寿がきや寿がきやの存在一つで途端に『小ジャレたショッピングモールのフードコート』から『スーパー内の食堂』の雰囲気になってしまうのは何故だ。そのオリジナル先割れスプーンのせいか。なんだこの現実感。


輸入食品専門店が入ろうと、特殊書店が入ろうと、どんなにステキだろうと、ここは東海地方。東海人の体には、和風とんこつスープが流れています。気が付けば隣に存在する。それが寿がきや


ちなみにラーメン苦手なワタクシ。唯一汁まで飲み干せるラーメンは、寿がきやです。