夏のフェア3 新潮文庫の100冊

みなさん付いてきてますか?付いてきてなくても一向にかまいませんが。自己満足最終日。



新潮社  新潮文庫の100冊



100点以上なのは実は新潮社だけだという。去年も105点。今年も105点。


今年の『2冊読んでもらえる全プレ』は『ブックカバー』です。アロハ柄。表にポケットも付いてて、なんとなく可愛らしいですね。Yonda君も描かれていたりして。5色ありますが、色は選べません。私がぬいぐるみ系苦手なせいもありますが、去年のYonda君マスコットの何倍も良い。まあ、どっちにしろ私ブックカバー使わないんですが。



2年連続のエントリーはこれ。多いです。途中でイヤになりました。




愛より速く(斎藤綾子)  赤毛のアンモンゴメリ)  ありがとう大五郎(大谷英之/大谷淳子)  異邦人(カミュ)  海辺のカフカ村上春樹)  江戸川乱歩傑作選(江戸川乱歩)  絵のない絵本(アンデルセン)  小川未明童話集(小川未明)  思い出トランプ(向田邦子)  海ちゃん(岩合光昭/岩合日出子)  楽隊のうさぎ(中沢けい)  火車宮部みゆき)  神様のボート(江國香織)  かもめのジョナサンリチャード・バック)  菊次郎とさきビートたけし)  キッチン(吉本ばなな)  キッドナップ・ツアー(角田光代)  金閣寺三島由紀夫)  蜘蛛の糸杜子春芥川龍之介)  黒い雨(井伏鱒二)  ゲーテ格言集(ゲーテ)  コールドゲーム荻原浩)  凍える牙(乃南アサ)  こころ(夏目漱石)  こころがだんだん晴れてくる本(中山庸子)  こころの処方箋(河合隼雄)  さくらえび(さくらももこ)  ジーキル博士とハイド氏(スティーヴンソン)  塩狩峠三浦綾子)  自閉症だったわたしへ(ドナ・ウィリアムズ)  シャーロック・ホームズの冒険コナン・ドイル)  しゃばけ畠中恵)  車輪の下(ヘッセ)  十五少年漂流記ジュール・ヴェルヌ)  重力ピエロ(伊坂幸太郎)  人正論(トルストイ)  新編銀河鉄道の夜宮沢賢治)  深夜特急沢木耕太郎)  診療室にきた赤ずきん(大平健)  砂の女安部公房)  ため息の時間(唯川恵)  痴人の愛谷崎潤一郎)  沈黙の春レイチェル・カーソン)  罪と罰(ドストエススキー)  停電の夜に(ジュンパ・ラヒリ)  できればムカつかずに生きたい(田口ランディ)  天国の本屋松久淳/田中渉)  天使のみつけかた(おーなり由子)  夏の庭(湯本香樹美)  西の魔女が死んだ梨木香歩)  二十四の瞳壺井栄)  人間失格太宰治)  博士の愛した数式小川洋子)  走れメロス太宰治)  八甲田山死の彷徨(新田次郎)  4TEEN(石田衣良)  不思議の国のアリスルイス・キャロル)  ふたり(赤川次郎)  ブランコのむこうで(星新一)  ぶらんこ乗り(いしいしんじ)  変身(カフカ)  ボクの音楽武者修行(小澤征爾)  ぼくは勉強ができない(山田詠美)  星の王子さまサンテグジュペリ)  坊っちゃん夏目漱石)  無人島に生きる十六人(須川邦彦)  燃えよ剣司馬遼太郎)  羅生門・鼻(芥川龍之介)  檸檬梶井基次郎)  ローマ人の物語塩野七生)  老人と海ヘミングウェイ)  朗読者(ベルハルト・シュリンク)  若き数学者のアメリカ(藤原正彦

   

73点です。去年も73点でした。毎年30冊くらい入れ替えているんですね。その前の年は63点だったけど。ああ、『伊豆の踊子』が消えてますね。『阿部一族』も。代わりに『野菊の墓』『山月記』とかが入ってる。「全体で○冊」じゃなくて、各ジャンルごとに入れ替えしてるんだろうな。




3年連続だと




愛より速く(斎藤綾子) 赤毛のアンモンゴメリ) ありがとう大五郎(大谷英之/大谷淳子) 異邦人(カミュ) 海辺のカフカ村上春樹) 江戸川乱歩傑作選(江戸川乱歩) 絵のない絵本(アンデルセン) 小川未明童話集(小川未明) 思い出トランプ(向田邦子) 海ちゃん(岩合光昭/岩合日出子) 火車宮部みゆき) 神様のボート(江国香織) かもめのジョナサンリチャード・バック) キッチン(吉本ばなな) キッドナップ・ツアー(角田光代) 金閣寺三島由紀夫) 蜘蛛の糸杜子春芥川龍之介) 黒い雨(井伏鱒二) 凍える牙(乃南アサ) こころ(夏目漱石) 心がだんだん晴れてくる本(中山庸子) こころの処方箋(河合隼雄) さくらえび(さくらももこ) ジーキル博士とハイド氏(スティーブンソン) 塩狩峠三浦綾子) 自閉症だったわたしへ(ドナ・ウィリアムス) シャーロック・ホームズの冒険コナン・ドイル) しゃばけ畠中恵) 車輪の下ヘルマン・ヘッセ) 十五少年漂流記ジュール・ヴェルヌ) 新編銀河鉄道の夜宮沢賢治) 深夜特急沢木耕太郎) ため息の時間(唯川恵) 痴人の愛谷崎潤一郎) 沈黙の春レイチェル・カーソン) 罪と罰ドストエフスキー) 停電の夜に(ジュンパ・ラヒリ) できればムカつかずに生きたい(田口ランディ) 天国の本屋松久淳/田中渉) 天使のみつけかた(おーなりゆうこ) 夏の庭(湯本香樹美) 西の魔女が死んだ梨木香歩) 二十四の瞳壺井栄) 人間失格太宰治) 不思議の国のアリスルイス・キャロル) ふたり(赤川次郎) ブランコのむこうで(星新一) ぶらんこ乗り(いしいしんじ) 変身(カフカ) ボクの音楽武者修行(小澤征爾) ぼくは勉強ができない(山田詠美) 無人島に生きる十六人(須川邦彦) 燃えよ剣司馬遼太郎) 檸檬梶井基次郎) 老人と海ヘミングウェイ) 朗読者(B・シュリンク) ローマ人の物語塩野七生) 


57点。ここで漸く半分くらい入れ替えなんですね。




これが4年連続になると




愛より速く(斎藤綾子)  赤毛のアンモンゴメリ)  ありがとう大五郎(大谷英之・淳子)  異邦人(カミュ)  江戸川乱歩傑作選  絵のない絵本(アンデルセン)  小川未明童話集  思い出トランプ(向田邦子)  海ちゃん(岩合光昭・日出子)  火車宮部みゆき)  神様のボート(江國香織)  かもめのジョナサンリチャード・バック)  キッチン(吉本ばなな)  金閣寺三島由紀夫)  蜘蛛の糸杜子春芥川龍之介)  黒い雨(井伏鱒二)  凍える牙(乃南アサ)  こころ(夏目漱石)  心がだんだん晴れてくる本(中山庸子)  さくらえび(さくらももこ)  ジーキル博士とハイド氏(スティーブンソン)  塩狩峠三浦綾子)  自閉症だったわたしへ(ドナ・ウィリアムズ)  シャーロック・ホームズの冒険コナン・ドイル)  車輪の下ヘルマン・ヘッセ)  十五少年漂流記ジュール・ヴェルヌ)  新編銀河鉄道の夜宮沢賢治)  ため息の時間(唯川恵)  痴人の愛谷崎潤一郎)  沈黙の春レイチェル・カーソン)  罪と罰(ドフトエフスキー)  天使のみつけかた(おーなり由子)  夏の庭(湯本香樹実)  西の魔女が死んだ梨木香歩)  人間失格太宰治)  不思議の国のアリスルイス・キャロル)  ふたり(赤川次郎)  変身(カフカ)  ボクの音楽武者修行(小澤征爾)  ぼくは勉強ができない(山田詠美)  無人島に生きる十六人(須川邦彦)  燃えよ剣司馬遼太郎)  檸檬梶井基次郎)  老人と海ヘミングウェイ)  朗読者(シュリンク)  ローマ人の物語塩野七生)  



46点。多いなあ。変える気が無いのか自信があるのか。でも内容みると、肯けはするんですが。これ新潮社の、純粋に「読んで欲しい本」ですよね。





今年『黄金の羅針盤』どうして入れなかったんだろう。来年3月に映画化なのに。もったいない。もう少し後に映画カバーで出すのかな。


一昨年入ってて去年入ってなかった『砂の女』が今年復活。どういうサイクルなんだ。『スタンド・バイ・ミー』とかはまだなのに。


しかし相変わらず作家のダブリが少ない。層が厚いんですね。2作入ってるのは江國香織(『神様のボート』『雨はコーラがのめない』)と梨木香歩(『西の魔女が死んだ』『ぐるりのこと』)のふたり。それぞれ小説とエッセイ1作ずつです。しかも小冊子で両方とも上下に並んでいます。図ったのか。


やっぱり「動じない」感があふれていますね。良くも悪くも。新たな挑戦はしません。ウチはこれでやっていきます。みたいな。よく考えたら新潮ってもともとあんまりトンチキな作品無いですもんねえ。手堅い。しかし面白みもない。だって毎年大体想像ついちゃうもの。集英社みたいに『毎年綱渡り』(あくまでもイメージです)でも角川みたいに『いつでもナナメ上に暴走中』(あくまでも以下略)でもなく。思い切って表紙変えてみたらどうだろう、大幅に。ほら、集英社が小畑絵で人間失格バカ売れさせたように。えーと、新潮お抱えの漫画家って誰だ。コミックバンチくらいしかないのか。

・・・北条司・・・原哲夫・・・・しまったこれでは集英社
ああ、でも『絵のない絵本』の表紙を原哲夫が描いたら私それ買うよ。





新潮社はあまりにも正統派過ぎて、ツッコミどころがあまり無いので、こんな感じで。

角川は面白いなあ。私今年は角川が一番好きかもしれない。変だよセレクト。集英社の努力も立派ですね。バラエティ豊かだと思います。いっそのこと思い切ってbe文庫とかも入れちゃったらどうだろう。角川がルビー入れちゃってんだから。新潮は他のレーベルあんまり無いからねえ。Oh文庫はまだ機能しているんでしょうか。





3日間読んでくださった方、お疲れ様でした。いたずらに長くてすみません。見た瞬間「長え、やめよ」と思った方。正解です。








気が付いたら10万PV越えているようです。有難うございます。願わくば99999を見たかったです。『100000』より『99999』の方が嬉しくないですか?と、ここまで書いて思い出した、そんな本がありましたね、新潮文庫に。



99999(ナインズ) (新潮文庫)

99999(ナインズ) (新潮文庫)


載っけたもののオチが見つからないのでこれにて終了。