求む博才

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 125. 『ベジタブルハイツ物語』  光文社文庫 藤野千夜




藤野千夜の文章が優しいのは何処までも『中途半端』だからだと思う。中途半端と云う言い方は良くないな。『真ん中辺りを揺れ動いている』という感じか。中心線からはズレないんだけど。軽めの文章に隠れているけれど、優しくてシビアだ。心地よい。ご本人も真ん中辺りの方なんですが。この人はこのままふらふらと蛇行しながら書いていって欲しいな。偉そうだな我。






夕べさんざん悩んで最後の最後で切った馬が来た。悪女めどちくしょう。