終わってる

静岡新聞の夕刊に『窓辺』というコラムのコーナーがあり、ここには静岡県出身の各界著名人が一定期間づつ連載をしてるんですが、今期の連載陣にコバルト作家の奈波はるかが入ってまして。一面ながら異様な地味さを醸し出しているこの『窓辺』を読んでいる善良な年配者(だろうなあ、このコーナーちゃんと読んでるの)の中で、この人の著作を読んでいる方がどれくらいいらっしゃるのだろうと、ちょっと、いたたまれない気分になります。だってぼーいずらぶ・・・





以下30代の方のみ限定日記。


先日友人と買い物に行きました。県庁所在地まで。
私たちの住んでいる市から目的地までは、車で1時間ほどかかります。だらだら喋っていれば苦も無い距離ですので、いつもうっすらと音楽をかけながら埒もない話をして行き帰りを過ごします。


しかし今回。友人があるアイテムを取り出しました。

「こないだ図書館で借りてきたんだよー。kちゃんこういうの好きでしょ」


CDです。

「何?何のCD?」
「かけてみ?」



ちゃーんちゃらららっちゃちゃーん♪



巨人の星



「Yちゃんこれは・・・」
アニソン大全集。アタシもうさんざん楽しんでさー。そうだ、kちゃんと買い物行くんだから絶対喜ぶ。と思って持ってきた」



Yちゃんあんた私をなんだと思ってんだ。ビンゴです。




最近のアニメではなく、私たちが子どもの頃にやっていたアニメ主題歌。子どもの頃って、頭も心も柔らかですので、かなり覚えています。




「やっぱさー、三つ子の魂百までっていうあおいナイフにぃ〜♪

「昔のアニメってさ、親ほしの〜ぴ〜あす〜 にーじーのバンダナ♪



「でも会社辞めると社会保宇宙!すぺーす!ナンバーワン!♪

「でもそうすると今度は年金がさあ、だって貰えるかどぶつりっがっくってっきにっは〜♪



・・・・



「「いつっもっば〜ら〜いろ〜にも〜えて〜〜!!♪♪」」




抗えない。




なんの話をしてようが、どんなに将来を憂えていようが、知ってる歌が始まると口が勝手に歌ってしまう。


「なんかさあ、1枚で25回笑えるCD(25曲入りだった)ってお得だよね」


結局往復心ゆくまで楽しんでしまいました。最近聴いた曲よりも、昔聴いた曲の方が覚えてるもんですな。アニメの本筋自体はあんまり覚えていなくても、OP・EDは映像まで浮かんでくる。



今回のまとめ。

○ サンバ率高し
○ 意外と裏のリズムが多い(愛の若草物語とか。びっくりした)
○ テレビでは2番が使われている事もある
○ 主題歌を聴くとタイトルがわかるようになっている親切設計(これを受け継ぐのは『ぷりきゅあ』くらいか)
○ 『亜空大作戦』のテーマは全く意味がわからない
○ 堀江美都子は素晴らしい
○ 飯島真理は神(『スプーンおばさん』なんて美しすぎる)
○ 再春館化粧品が気になる年頃になってもアニソンに抵抗することは不可能
○ ロボットアニメばっかりだ
○ どんだけ観てたんだ
○ ほぼ歌えたよオイ






買い物ですが、お茶も飲まずに9時間ほど歩き回って、買ったものはポロシャツ1枚でしたとさ。