古典って

今日の買い物
 68. 『らくたび文庫 京の紙あそび』  コトコト
 69. 『らくたび文庫 京都的デートマニュアル』  コトコト   デートなんざしねえがな。



京都行きたい。






光文社『古典新訳文庫』の目録(というか、PR冊子)で、数人の作家の方に



① 今まで読んだ中で、印象に残っている古典文学を2つ挙げてください。
② 今新訳で読みたい古典を挙げてください。


というような質問をしていました。ニュアンスは違うけど大体こんな感じの質問。



で、自分だったら何だろう、と考えたのですが、これがまた恥ずかしいくらいに古典文学を読んでいないのであんまり思い浮かんでこない。そもそもどの辺りから『古典』というのか。『長距離走者の孤独』とか『不思議の国のアリス』とかは古典に入るのか。じゃあ童話は?



後ろから前から上から下からぐるぐると考えた末、上記の質問、私だったら


①  海外文学から『ジェイン・エア』(C・ブロンテ)  日本文学から『落窪物語
②  『マザー・グース




①は意図しなかったのですが、二つとも女性が主人公ですね。『主人公が酷い目に遭い続けるが、最終的にはそれなりに幸せに』という物語が好きなんですね。童話だったら『ラプンツェル』。
ホントは『ジェイン・エア』か『飛ぶ教室』か迷ったんですが、再三『飛ぶ教室』好きを書きたれているので、あえて外しました。しかも『飛ぶ教室』新訳が出る度に買ってるし(どうかしてますよkさん)。


ジェイン・エア』は最初小学校の時に読んだのですが、なんかもうあまりの陰気さに途中で投げ出し、中学で再読。そこで漸くジェインの強さが理解できた。つかもう「バーサ・・・卑怯だよ・・・」とかブツブツ言いながら読んでたんですが。読んだ後、ものすごい達成感があったので、強烈な印象があります。


落窪物語』はねえ。落窪が気の毒で、可愛くて。小学校で児童用の古典文学全集で読んで、高校生くらいの時ちゃんと読んだのですが、これ典型的なシンデレラストーリーですよね。無条件に好き。恋愛小説は幸せにならないとね。


②の『マザー・グース』はただ単に私が北原白秋訳『まざあ・ぐうす』しか読んだ事が無いからです。新訳沢山出てるんですけど。しかしこれ古典だろうか。



どの辺りのモノから選べば良いのかさっぱりわからなかったので、他に入れたかった作品があっても躊躇したりなどしたんですが(『ライ麦』とか。これ『好き』じゃなくて『嫌い』の方で印象深い。何度読んでも腹が立つホールデンのヤツ)(これが嫌いってことはまだモラトリアム期から抜け出てないのだろうな)、やっぱり古典の読書量少ないな、我。今年ちょっと頑張ってみようかな。まず『聊斎志異』あたりから。なぜ聊斎志異