連想ゲーム?

グーグルのこれ↓

ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060512-00000022-zdn_n-sci

著作権的にどうなの?とも思いますが、便利は便利かなあ。各取次のブックサーチで『立ち読み』*1出来る場合もあるんですけどねえ。





問い合わせを受ける際に、大変困ることがあります。割と頻繁に。


赤い本
「赤い本ですか・・・書名はおわかりでしょうか」
「健康の、ほらあるでしょう」

なんじゃそりゃ、とも言えません。「健康」で「赤い本」。


まあ、これは売れ筋なんですぐにお渡しすることができました。



病気にならない生き方 -ミラクル・エンザイムが寿命を決める-

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他にも

「白くて、あの、贈り物用みたいな」
「絵本ですか?」
「ちがうの、なんかいろいろ、えーと、料理のって聞いたんだけど・・・」
「作り方ですか?」
「じゃなくて、えー、ちょっとそれしか聞いてないのよー、最近出たって」

白くて、贈り物用みたいなので、なんかいろいろ。料理の。で、レシピじゃない、最近出た、と。お客様は50代くらいの女性。わりと上品。その本をお持ちの方に薦められたらしい。そこから察するに



「おそらくこれではないでしょうか」

すてきなあなたに〈5〉

すてきなあなたに〈5〉


ビンゴ。






これくらいだとまだ手がかりがたくさんありますし、形状と一部内容を覚えていてくれるだけでもありがたいほうです。


途方にくれるのは、「さっきテレビでやってたヤツ



わかるかボケェ!!



お前はさっきテレビ見てたかも知れんが、こちとら仕事してんだよ!
まあ、こういう聞き方をしてくる方はたいてい健康本なのですが。






新聞等の切抜きを持ってきてくださる方もいらっしゃって、大変ありがたいのですが、ここにも落とし穴は潜んでいます。


「これある?」
「おあずかりしますね、・・・・・」

出版社名を見事に外して切り抜かれています。これはパソコンで調べられるので、支障はありません。
しかしどう検索しても該当が出ない。

「これがタイトルですよねえ」
「そうだら」
「ちょっと検索できないんですよ」
「でも新聞だで」
「そうですよねえ、何新聞ですか?」
「○○新聞」


会社では取ってない新聞ですが、幸い私の家の購読紙です。即自宅に電話して母に見てもらいました。しかし当日の新聞には載っていない模様。お客様に確認すると一週間ほど前だとの事。さかのぼって見てもらったら、ありました。



健康雑誌の目次だよおい・・・



新聞の下のほうに、時々載りますね、雑誌の広告。興味を引くために目次を大きく羅列してあるヤツ。あの目次の一つを『書名』だと思われたわけです。確かに紛らわしいですよね。多いのが健康雑誌と、そして女性週刊誌。切り抜く際にはその箇所だけではなく、是非とも記事全体をお願いしたいものです。



内容だけを頼りにご来店されるお客様もいらっしゃるのですが、これに関しては長くなるのでまた別の機会に。覚えていれば。一回悔しい思いをしたのだ。





書籍を探す際に必要なのはまず『タイトル』最重要です。そして『出版社』。これがわかれば何とかなります。著者も添えてくれればベスト。


店頭でイライラしないためにも、『自分の欲しい本』を明確にしておいでください。そしてついでに店内ぶらついて行ってください。『欲しい本』の『関連本』があるかもしれませんよ。

*1:その書籍の抜粋ページが「書籍を開いた状態」でそのまま載ってる。