大 賞

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060405-00000124-mai-soci

なんかこう、私的に良い話。







さて、決定

http://www.hontai.jp/




初めに書いておきますが、私、この『本屋大賞』の趣旨に関しては、全面的に賛成です。




なんか結果についてこう書くと、色々と怒られそうなんですが。


予想通りつ ま ん な い 結 果だなと。語弊があるかな。



いや、当然の結果だと思うのですよ。なんの異存も無い。候補作を見て「絶対これだろうな」と思ってもいました。だって本当に良い作品だし。



でもね。『本屋大賞』で賞をあげなくてもいいんじゃないかな。と。


『売りの現場からベストセラーを作ろうと、全国の書店員が自分達が最もお客様にお勧めしたい本を投票でえらぶ』という趣旨なわけです。今回の結果も、もちろん趣旨から外れているわけではありません。


でも、既に高い評価を得てるじゃないですか。ベストセラーです。映像化も決定しているし、どこの書店でも平積みされている。もう充分に『書店員がお勧めしたい本』になっているんです。
この結果だと他の賞と区別がつかないでしょう。『現場の書店員』が選ぶのだから、「もっと評価されてもいいのに日が当たっていない良質な作品」を選んで、世に送り出してあげたい。注目されていなくても、心を揺さぶる作品は、書店の棚に無造作に転がっているのです。拾い上げて表に出してあげましょうよ。



なんだかんだ書いて、敵を沢山作った気もしますが、これだけは言っておく。『東京タワー』は本当に素晴らしい小説です。読め!うーん、でもねー、やっぱりねー、去年の作品でねー、イチオシっつったらねー、これになっちゃうんだよねー、どうしてもねー、うーん。



えーと、あと去年も書いたんですが、どうして候補作が全部文芸書なんですかね。文庫書き下ろしやノベルスでもいいと思うんですけど。