飛ぶ教室とポタ

有馬で元が取れたのは初めてです。餅が買えます。



クリスマスフェアも終わりましたが、店内メインのフェアの影で、実はこっそり『クリスマス己フェア』を小規模開催しておりました。気づいた人は皆無だと思います。

何を置いていたかといいますと、
エーリッヒ・ケストナー著 
飛ぶ教室』(国土社/植田敏郎訳)
飛ぶ教室』(偕成社/高橋健二訳)
飛ぶ教室』(偕成社/若松宣子・新訳)
飛ぶ教室』(講談社/山口四郎訳)

阿呆がここに一人いますよ。


いや、最初はね、メインのクリスマスフェアの所に国土社版を紛れ込ませといたら、社長にはじかれててね。表紙イラストが社長好みじゃなかったからか。クリスマス小説の名作なのに!

癪に障ったので一人飛ぶ教室祭開催。自分だけは大満足。カムフラージュのために隣に『クリスマスのフロスト』(R・D・ウィングフィールド著・芹沢恵訳 /創元推理文庫)『童話物語』(向山貴彦著/幻冬舎文庫)等並べてみましたが。しかしあまり売れませんでしたよ・・・やりすぎたか。


偕成社版がいつの間にか新訳が出ていて少々驚きました。高橋訳は古臭く感じられてきたのかな。でも名訳だと思うんだけどなあ。

比べてみるとどれも個性が出ていて面白い訳になっているんですね。禁煙さんがピアノを弾いて夕食にありつく場末の店の名前だけでも全部違う。
『最後の骨亭』(国土社)
されこうべ』(偕成社/高橋訳)
『骨にしみる屋』(偕成社/若松訳)
『最後の骨まで屋』(講談社

面白いですよね。お店のイメージが全然違う。個人的には『されこうべ』が好きです。なんか一つだけ「訳者魂むき出し」な感じが。


クリスマスには是非読んで欲しい本だったんですが、今の子どもたちには受けないのかな。というより親御さんが読んでないから目に留まらないのかな。表紙だけじゃわからないもんな。POPつけたんだけど。くそう。来年は売ったるぜ。







一週遅れの例のヤツ

うん、確かに『尻』だった。それ以外に感想無し。
化粧しながら見てたんですが、ザイツハラ全裸体を見て驚愕のあまり思わず手が震え、塗ってた口紅が思いっきりはみ出してしまいましたよ。オバQか。大変だな役者さん。この寒空に水辺で全裸・・・見終わった後録画巻き戻して鳥肌立ってないか確認しちゃったよ。





ポタ映画感想。完全ネタバレですのでお気をつけください。






ゲイリー・オールドマン(声 の 出 演)でいんじゃね?

この人撮影現場行ってないよ。絶対。つか、「暖炉から出てくる」ってこういうことだったのか。ビックリだ。てことは5巻でルーピン先生の暖炉にハリーが訪ねるのもこういう演出になるのか。すげえ。



思春期の少年を上手く描いていて、とてもいい出来ではないでしょうか。面白かった。しかしもの凄いハイスピードっぷりに驚きました。原作読んでない人は内容わかったんでしょうか。何で最初からロンの家にいるの?とか。知らない人が見たら、「ああ、おじさんたちにいじめられるからロンの家に住むことになったんだな」って思っちゃいませんかね?なぜあんなにいじめられても夏休みにはバーノン伯父さんの家に帰らなくてはいけないのか、という、5巻の伏線につながらないんでは。


上下巻を2時間半くらいに納めるためにはかなりのシーンを削らなければならないのはわかりますし、当然だと思いますが、「これは映画でみたかったなあ」というシーンがやっぱり削られていてちょっと哀しい。シリウスの「チキン!」ていうシーンなんですけどね。いや、まあ、これこそいらないシーンなんですけどね。


あと、最大のムダはクラウチの倅が美形だってことでしょうか。この人別にかっこいい必要無いじゃん!もうヤツしかみてなかったよ!(ダメな人がここに)

ああ、えっと、セドリックもかっこよかったです。(取ってつけたように・・・)

『不死鳥』ではビルお兄ちゃん出てくるのかな。