現実は。

10月に入りましたねえ。衣替えの時期ですが、
私今年、毛布をしまわないまま夏が終わりました。
ていうかもう夜フリース着てるし。


ここは温暖な事で知られるS岡県・・・。




今日は午前中散髪に行ったのですが、帰り道で人力車を見ました。
へえ、こんなとこで珍しい。お浅間さんでサービス始めたのかな、と乗ってる人を見たら羽織袴の若い男の人と、綿帽子姿の若い女の人。結婚式だったんですね。近くの浅間神社で挙げるのでしょう。ほほえましいなあと思って通り過ぎるところです。一般道の片面塞いで大渋滞おこしてなければ。ふざけんな。

でもですね、なんか違和感があったのです。まあ、一般道で人力車ってだけで相当の違和感ですが。なんだろうなあ、と思ってよくよく思い返してみると、『ギャラリー・0』だったのからではないかと。
友人知人に人力車を使って神社まで行った人間がいないのでよくわからないんですが、ああいうものは参列者に祝福を受けつつ神社の参道だけで乗るものでは無いのですか?道路事情や周囲の環境にもよるとは思いますが。私が見かけたのは神社からちょっと離れた車通りの多い県道で、介添え人の姿も、友人らしき人の姿も無く、道端に誰もいない状態でぽつんと人力車に揺られている新郎新婦だったのです。


本人たちもでしょうが、見かけた私もいたたまれなかった。なんかもうかわいそう。いらだった車にクラクション鳴らされてるし。『人力車』というシチュエーションだけ取り上げると、すごくステキに思えるんですけどねえ。どこから乗ったのか判らないけど(神社で乗って周辺2・3キロお披露目してたのかしら。車社会なので道歩いてる人なんていないんだけど)日本の道路事情が夢を許してくれなかったと。
あと「祝福している人が近くに存在する」というのはそれだけで第三者をも安心させてくれるものだと思いましたよ。


排気ガスを盛大に浴びていた今日の新郎新婦。衣装は汚れなかったんでしょうか。幸せになれるといいですな。