数字キライ

数学どころか算数から躓いているので、足し算ができません。足すほうと足されるほうが両方とも5以下なら大丈夫ですが、足して10以上になりそうなときは本気で考えます(例えば7+8なら「8を10にするには2を足せばいいんだから、7から2を持ってきて、えーと、7から2を引くと5だから〜」とか。必死)。引き算はちょっとできる。おつり出すくらいは(しかし金券プラス現金で出されると軽くパニック)。掛け算はハナから諦めてますし、割り算に至っては「2で割る」ことすら出来ません。友人と食事をし、お金を払う際、3620÷2が暗算出来ずケータイを取り出したところ、「・・・うそ・・・」と呆然とされた経験があります。しょうがないじゃん、出来ないんだから。
文字は頭に浸透するように入ってくるのですが、数字はなんだか頭蓋骨の表面をつるんと滑っていってしまう感覚なのです。理解できない。たぶん何かが極端に欠けているんでしょう。黒柳徹子も引き算が出来ないそうですが、この件に関しては私もテツコの仲間です。なぜ例がトットなのか。

学生時代も一応簿記だの何だのやりましたが、どうしても貸借対照表や精算表が合わない。どこが違ってるのかも解らない。親に買い物を頼まれて後からお金を貰うときも、必ず幾許かはごまかされます。あまりにも気づかないので哀れに思われて後でちゃんとくれるのですが。だから私をだますのは簡単です。自信満々で言い切れば私は全く疑いません。

このままではいけない、とは思っているのです。いつまでも年末調整の計算を親にチェックしてもらうわけにもいかないでしょう(自分一人でやると必ず間違えてる。必ず。100パーセント)。もう30超えてるんだし。そろそろマネープランにも興味が出てくる年代なのです。友人も何人か株をやり始めましたし。身の程知らずですかそうですかはいわかってますみなまでいうな。


で、買ってみたわけですよ。話題の新書を。長い前フリでしたな。帯の『ワリカンでわかるキャッシュ・フロー』に「私でもわかるかもしれん」との期待を込めて。


はい、あんまりよくわかりません。ごめんほんとに。


やっぱねえ、こういった『解りやすい解説』の本は、少しの基礎知識は必要なんですよ。だって書いてる人プロなんだもん。「わからない人」が「どの程度わからないか」が「わからない」もんね。書いた方には全く罪は無い。こちらの理解力が無い(「不足」ですらない)からねえ。
でもこれ、他の方が読んだら、ものすごく解りやすくて面白い本だと思います。身近な事例をあげて謎解きの形式で話を進めていく。文章も読みやすいですね。難しい言葉使ってないし。そりゃ売れるよなあ。
要するに理解できない私がそうとうヤバイということです。皮肉でも嫌味でもなく。本気でちょっと勉強しないと。足し算から。
株に手を出せるのは何時かしら。
しかししみじみ思うけど、私学生時代をどうやって乗り切ってきたんだろう・・・オボエテナイヨ・・・



とりあえずさおだけ屋の普段の仕事がわかったのでそれは面白かった。←小学生並みの感想。







それはそうとやっぱディープインパクトローゼンクロイツが妥当だろうか・・・・いやこっちの話。