再読日和

夕べは幸田露伴を読みながら寝ました。今日は幸田文青木玉を読みました。今から青木奈緒を読みます。
こういう読み方が出来るのもこの時代に生まれた人間の特権です。幸せだ。



最近読了本を書いていないのですが、それはこのところずっと、以前読んだ本を再読しているからです。新しく買った本はまだあんまり読んでいない。初読の本だけ書こうかと思ってたのですが、よく考えたら私は圧倒的に再読の方が多いのです。最近は再読の比重が更に深まってる。待ち望んでた新刊ですら直ぐには手をつけてなかったりします。つまみ食いはしてるけど。ちなみにずっと再読していたのは司馬遼太郎椎名誠でした。



だらだらと気分に合わせて新しい本読んだり、何十回も読んでる本をまた読んだりしているほうが、私には合っているようです。


以前何かの雑誌に音楽評論家同士(だったと思う)の対談が載っていて、某アーティストが俎上に上げられていたんですが、「この人、『歌いたい事』が無いらしいよ。『歌いたいから歌うだけ』なんだって」と云う様なことをちょっとからかうような感じで語っていました。でもわかるなあ、そのアーティストの気持ち。
読書に目的があるわけじゃない。読みたいから読むだけだ。



でもちょっと未読本溜め込みすぎだなあ。



呑気な休日でした。