姑獲鳥

映画化に合わせて、講談社から「姑獲鳥の夏」の分冊文庫が出ました。
これですね。


分冊文庫版 姑獲鳥の夏 上 (講談社文庫) 分冊文庫版 姑獲鳥の夏 下 (講談社文庫)


白い地にさらっと姑獲鳥が描かれている、シンプルで良い表紙だと思います。



左から最初に出たノベルス版。 文庫版。  豆本プレゼントつきハードカバー。

姑獲鳥の夏 (講談社ノベルス) 文庫版 姑獲鳥の夏 (講談社文庫) 姑獲鳥の夏

ノベルスのデザインもとても好きですが、文庫版の人形の美しい事!文庫化はこの表紙の人形の出来上がり待ちだという話も頷けます。ホントかどうかは知りませんが。



嗤う伊右衛門」だと親本は中央公論新社。一番左。真ん中は映画化のときの角川文庫版。右は一番新しい中公文庫版。個人的には中公文庫版が一番好きです。古くならないデザインですね。

嗤う伊右衛門 嗤う伊右衛門 (角川文庫) 嗤う伊右衛門 (中公文庫)


「どすこい」はハードとノベルスが同じデザインでしたが(「仮」「安」と、手触りは違いますが)文庫では力士ロボットで大変可愛らしかった。


こうやって手を変え品を変え出されると、私のように全部買ってしまうアホウもいるわけですが、無理やり親本と同じデザインで文庫にするのではなく、サイズ変更の時はすべてデザイン変えるというこだわりは、楽しくて好きです。

ただ京極本に限らず、ビジュアル化の際に出演俳優を表紙に持ってきてしまうと、しばらく経ったときに異様に時代を感じさせる事になってしまうので、考えモノだと思います。ほとぼりが冷めたら元に戻すとかさ。大量に刷っちゃって延々その表紙で出荷し続けるの、出版社も悲しいと思うんだけど。DVDの宣伝になる・・・のかなあ・・・
角川文庫の「伊右衛門」も最初は違う表紙だったんですが。・・・まえのほうがよかったな(小さな声で)・・・


あと、映像化抜きで、文庫化された後の表紙の変遷については明日気力があったら。



ていうかね、DVDでもキャプション違うと同じ映画でも欲しくなっちゃうんだよ。笑ってくれて結構さ。