文庫化

京極夏彦の「姑獲鳥の夏」がまた文庫で出るという話は本当でしょうか。今度は分冊?噂だけなのかな。でも出るとしたら買うんだろうなあ。ノベルス版も文庫版も持ってますが。商売上手すぎ。また微妙に文章組み直すんでしょうな。ページの最後に「。」がくるように。よく考えたら「どすこい」に至っては3冊持ってますよ。ハードカバー・ノベルス・文庫。・・・踊らされてる・・・
どうせなら高村薫のように文庫化に際し大幅に変更してくれれば面白いのに。
高村薫はすごいですね。文庫にする時に全て書き直すのは有名ですが(それはもう、美内すずえ並に。どうでもいいが、「ガラスの仮面」どう収拾つけるんだろう。連載とコミックス、まるっきり違うんだけど)「わが手に拳銃を」に至ってはタイトルすら変わってる。「李歐」がそれですが、もうこれは文庫化ではありません。別の小説。登場人物の名前の表記も違うしな。どっちも面白いので大歓迎。ただ時間がかかるのが難点ですね。「マークスの山」なんてどのくらい待ったか。
ハードカバーの買い時にかなり悩みます。すごく好きな作家で待ち望んでた新刊なら直ぐに買うのですが、「読んでみたいんだけどなあ」という程度の場合。以前なら大体文庫化まで3年が目安だったのですが、最近はどんどん早くなってきていますね。1年くらいで出る事がわかっていたらやはり文庫を待ってしまう。装丁や製本技術の美しさは圧倒的にハードカバーのが上ですが(私は仮フランス装*1が大好きだ!)。
写真集も文庫化されてしまうのであなどれません。岩合光昭さんの「スノーモンキー」「ニッポンの犬」「ニッポンの猫」(全て新潮社)が文庫になった時はさすがに驚きました。あれは大判で見てこそだと思うんだけど・・・どうだろう。持ち歩けるからいいのかな。
幻冬舎角川書店はサイクルが早いようですね。あと宝島社。なんか同じ系列だ。そして文庫にしないのは岩波書店





ちなみに昨日の大根もちですが、醤油だのなんだの持って行くのが面倒だと思い、「たいがいのものは醤油で焼けば食べられるの法則」に従い、あらかじめ醤油をつけて焼いたら単なる磯辺焼き(海苔抜き)みたいになってしまいましたが、誰もちゃんとした大根もちを食べた事が無いのでごまかす事が出来ました。日本人の身体の半分は醤油で出来ています(そして半分はやさしさで)。

*1:新潮クレストブックス等で使われている製本技術。手が込んでいる。