135回直木賞発表
さて、発表されましたね。135回文藝春直木賞。
http://www.bunshun.co.jp/award/naoki/
第135回芥川賞受賞作
伊藤たかみ『八月の路上に捨てる』(『文學界六月号』文藝春秋)
第135回直木賞受賞作
三浦しをん 『まほろ駅前多田便利軒』 (文藝春秋)
森絵都 『風に舞いあがるビニールシート』(文藝春秋)
へええええええええ。
芥川賞の候補作って、受賞作以外全部『新潮』に掲載されていたものでしたね。直木賞もこの2作だけ文春。まあ、うん、わかってたけどさ。
文春発行以外で獲れるとしたら、よっぽど力のある作品だっつーことか。
いや、別に受賞作が気に入らないわけじゃないです。候補作を全部読んだわけじゃ無いので、何も語ることはできないのですが。
三浦しをんの『まほろ駅前多田便利軒』も森絵都の『風に舞いあがるビニールシート』も、借りて読んだ(買えよ)のですが、とても良かったです。個人的にはすごく好みの小説でした。特に三浦しをんは元々好きな作家ですし、受賞はファンとしても嬉しいです。また爆走エッセイのネタにしてくれるかと思うと、楽しみでもあります。でもさあ。
森絵都は、なんか今まで読んでいてこちらで勝手に持っていた『森絵都の小説』のイメージと違ってたんでちょっと驚いたんですけど、こういうもモノも書くんだなあと、森絵都に対する認識が変わった。山本文緒が『プラナリア』で受賞した時に感じたのと同じような『執念』みたいなモノを感じたんですね。書いているものは違うんですが、根底に『狙ってる感』が漂うと言うか。別に悪い意味では無く。確かに面白かったので、文句は無いです。
個人的には伊坂に取って欲しかったなと。
『メッタ斬りコンビ』のコメントがすっげえ見たい。
選評探してるんですが、まだ出てないんでしょうかね。
そしてやっぱり芥川賞は劇作家は獲れないのね。本谷有希子ちょっと期待してたんだけど。例によって読んじゃあいませんが。
『初の芥川賞&直木賞作家夫婦が誕生』とかは別に興味ありません。
ああ、明日アイス買って行かなきゃ・・・←またハズレたらしい。