キャロル呼んでこい
な に こ の 萌 え キャ ラ。
ええ、たしかに『永遠のロリータ』ですよ。でもなにもここまであからさまに『おおきいおともだち』対象にすること無いんじゃないのか。
『ふしぎの国のアリス』なんですけどね。
どこのメディアワークスから出てんのかと思ったらポプラだよおい。
アリス(『不思議』『鏡』双方とも)というのは『少女への愛』が滲み出ている*1がゆえに、『名作』になりえていると思っているのですが、あからさまに萌えキャラにしちゃうと、『少女への憧憬』では無く単なる『ロリコン』になっちゃうんだな。どちらにしても視線は『大人の男性』なんだけど、大きく違う。たとえば新潮版の金子国義挿画はエロティシズムは漂っているけれども、どこか禁欲的でしょう。アリスの魅力って、その『どこか』(←重要)ギリギリの境界線が見え隠れする所なんですよ!
なんかこのポプラのアリス、お姉さんじゃなくて『お兄ちゃん』がいそうです。絵としてはとても可愛いとは思うんですが。単なる絵本なんで、まあ、良いんですけどね。子どもだったら「かわいー☆」で済んじゃうだろうし。
でも私が誰かにアリスをプレゼントするとしたら、ジョン・テニエルか金子国義かアーサー・ラッカムだな。*2
どのくらいいらっしゃるかわかりませんが、同業者の方に業務連絡。
以前『大人の塗り絵』に置いた『もえぬりえ』
売れました。
河出等の普通の『大人の塗り絵』の間に挟んで買っていかれたそうです。私が休んでいる間に。
週刊文春と週刊新潮のあいだにアダルト雑誌隠してレジに持ってくるようなモノなんでしょうか。恥ずかしがらなくてもいいのに。いちいち見ないよ、その人が何買ってるかなんて。