6月17日。

新幹線と鈍行を乗り継ぎ、荷物を預けるためホテルのある赤坂へ。待ち合わせていたSさん・Jさんと合流。一応MDを持っていったのだけれど、結局スクデリは聴く事が出来ず、なぜかヴィヴァルディの「春」をヘビロテしながらぼんやりと現地に着いてしまった。


ホテルに荷物を預け、前オフ集合場所の渋谷へ移動。HさんやKさん、お名前は存じ上げていたものの、初めてお会いするMさんやWさんと合流。そのまま物販へ。仕方ない事なのだが道中が大変暗い。ライブ自体は嬉しいのだけど、その意味を考えると胃がキリキリとしてくる。精神安定剤キャベジン)を飲んできて良かった。ビバ我。ビオフェルミンも持参してるぜ。


物販では心に決めていたTシャツを無事購入。人気のある「紺×オレンジ」は早々に売り切れてしまっていて、同行している方々の嘆きの声がAXにこだましていた。あれは数量少なすぎたと思う。結構早く並んだのにねえ。終演後に販売したって、買うの無理だよ。あと「ピンバッジ」バラ売りすれば良かったのに。バラだったら買ったよ絶対。


ここでTさん、お久しぶりのHさんと合流し、前オフの場所へ。この直前私にとって大変にへこむ電話がかかってきた。さらに気分はどん底。(ただこの後、腰が抜けるほどデタラメな展開が待ち受けていた。どうなるんだ我。明日はどっちだ。心配してくださった方々、今のところ大丈夫な展開です。本人の意思とは無関係ですが)


ビールを呑みつつ、まったりと前オフ。一人ひとりこっそりとTシャツに着替えていく。よく見たらみんな同じ色(チャコール)じゃん!そうよね、紺売り切れだったもんね。大阪行った組も一様にチャコールなのが面白かった。Sさんだけ白だったのかな?Kさんは昔のライブのTシャツでした。小腹が空いていたのでJさんの頼んだごはんをちょっと頂く。有難うございました。おかげで倒れずに済みました。


開場時間近くなったので会場へ。ここでもまたお久しぶりのRさんが。解散と聞くとやはり集まって来るのですねえ。ファンでいる期間が長いため、皆さん良い感じに大人になってきている。10年は短いようだけど、やっぱりいろんなものの形が変わっていく年月なのだろう。イシダも。スクデリも。


会場へ入る。意外と前が空いている。2列目をゲット。ここからが長いんだ。この1時間弱をどうすればいいのだ。「スクデリ曲名しりとり」をはじめるものの、「ス」でつまる。「すー、すーぱーそにっくれべる」「出た」「すー、すー、すぴーどすたーらんにんぐ」「出た」「すー、すー、すー・・・」


セットリストは他の方々が書かれているので割愛。そもそも覚えてないし。
イシダは格好良かった。吐きそうなくらい格好良かった。
「PHOTOSYNTHESIS」の吉澤さんのライトセーバーに笑いながら涙が出た。
「さよならノーチラス号」で震えが止まらなくなった。
声を出さずに一緒に歌った。
何年後でも良い、イシダ自身が、納得できる歌ができたら、歌いたくなったら、帰って来て下さい。何年でも待つ自信はあります。GOODでもBESTでもない、BETTER DAYSであるように努力しつつ待っているよ。
普段は捨てて帰ってしまうフライヤー類を、Hさんと二人、拾って帰る。



10人ほどで後オフへ。一様に無口なれど、ビールを呑んだ瞬間「うま〜い!!!」歓声。初めての方や、お久しぶりの方々と色んな話をする。とても楽しい。スクデリが無かったら出会えなかった方達だ、全員。うれしい。ごはんも美味しい。ありがとう(庄野潤三風)。


12時近くなり、お開き。渋谷駅でKさんのカメラで記念撮影。完全に酔っ払い集団です。ここで幾人かはお別れ。またお会いできるといいなあ。私も翌日芝居の予定がある。ここでホテルに帰るのかな〜と思ったら。

カラオケへレツゴー。

当然スクデリが入っているところです。以前良く前オフで利用したカラオケ店へ。入っている事はリサーチ済み。スクデリ曲を全部入れて歌いまくり。踊りまくり。全員歌詞など見ません。入ってない曲はアカペラです。ライブでやらなかった「太陽道路」なんて全員腕振り上げて大合唱。嗚呼、アンコールは「サマーレイン」じゃなくて「太陽道路」がよかったなあ。しかしこんなに濃厚なカラオケ初めてだよ!Hさんの「ああ、最高や」という心からの呟きが私のツボにヒットしてしまい、腹筋攣るほど笑ってしまいました。同感です。今までで一番ディープな夜だ。


当然電車など無い時間になったわけです。渋谷の町をタクシーを求めて歩き回り、漸くタクシー乗り場へ。ここでWさんRさんとさよならし、HさんSさんJさんとホテルへ。翌日早い時間に出発する私はおそらく隣の部屋のHさんとSさんに朝会えないだろうと思い、別れを惜しんでおく。またね、また会おうね。貴方たちに出会えて本当に良かった。


同室のJさんに断って先にお風呂を使わせてもらう。正直言ってもうくたくたでした。普段私は12時前に寝る女なのですよ。テンション高くて全然疲れは感じなかったんですが、ベッドを見たとたん疲労が押し寄せてきた。Jさんがお風呂から出てくる前に爆睡体勢に入ってしまっていました。Jさんご迷惑をおかけしました。ホントにごめんなさい。反省してます。


スクデリの最後の日は、夜中の3時に終了しました。
スクデリのファンで、良かった。
これからはもう、新しい曲を聞ける事は無いけれど、今までの曲は何時までも残る。ライブが終わって4日経って、まだ曲を聴くことは出来ないけれど、もう少ししたら、またいつも通り毎日聴く日々がやってくるのだろう。もう、こんなに好きになれるバンドは無いだろうと思うけど、それでもまあ、いいか。手元に音源がある限り、スクーデリアの音楽は生きている。




次の日、友人宅の風呂場で確認したら、肋骨に青あざができていた。なぜじゃー。誰の肘じゃー。