分冊百科ってありますね。毎週1冊ずつ発売して、50号とか100号とかで完結。1冊1冊は安価でも全部集めるとすると結構な金額になる。最近は各号にパーツが少しずつ入っていて、最終的に船やドールハウスが出来上がるものがあります。
余談ですが私の従姉妹がドールハウスを集めていました。しかし途中で飽きてしまい(普通飽きるよねえ)買うのを止めたら、その両親が自力でベニヤだの竹ひごだのを使って見事に完成させてました。出版社殺し。まあ、それを出してた発行元が途中で倒産したため、買い続けていたとしても同じ結果になったことでしょう。買ってた方はお気の毒でしたね。たしか、発売元が商品引き上げて返金の処理をしたにもかかわらず、発行元の交渉により一部の商品については別の出版社から継続決定という、もう何をどうしていいやら出版社同士の横のつながりが出来ていない事が露呈された混乱っぷりだったと思います。手元の商品を発売元に返しちゃった人たちは釈然としませんよね。お金が戻ってきただけマシか?

さて、この週刊百科。私は過去に3度程集めた事があります。もちろんコンプリートしました。根がコレクター体質なので。
デアゴスティーニ「週刊アーティスト・ジャパン」全60巻
小学館「週刊古寺をゆく」全50巻(別冊は未購入)
学研「週刊神社紀行」全50巻 

阿呆ですね。

だいたい1冊500円前後。しかもバインダー別売り。全50巻だの60巻だの買うお金があれば立派な百科事典買えるっつの(バインダー代含めると10万円前後払っている事に今気がついた。うわあ、車直せるよ)。しかもね、見直さないのよあんまりこれが。好きな画家や好きな寺社仏閣の所は見るんですが、その他は全くと言っていいほど見ない。じゃあ、好きなところだけ買えばいいじゃないかという話になるのですが、1冊買うと集めなきゃならないような気になってしまうのです(私は書籍でも、上下巻同時に出ると両方一気に買うタイプです)。欠番が許せない。この分冊百科の狙いはそういう、人のコレクター魂に付け込む悪どい出版社の策略なのだと、そう思うのです。なので、どんなに興味をひかれても、もう買うまい、立ち読みで済まそう。と心に強く決めていたのです。いたのですよ。


講談社「週刊四国八十八ヶ所遍路の旅」買っちゃった。
そして八十八ヶ所のお寺の名前が入った手拭い貰っちゃった。


今始まる。地獄への同行二人。